令和5年8月22日(火)に、特別支援教育ミドルリーダー養成講座
(特別支援教育スペシャリストコース)の第2日が実施されました。
今回は市町村立の小中学校の先生方のみでの研修。その様子を今回はお届します。
●研修の様子●
〇午前
「自校や地域における就労を見据えた指導・支援の現状と課題」(協議)
「就労に関わる諸制度と就労の現状」(講義)
午前の研修では、各先生方に普段の指導・支援について考えを整理していただき、グループ・全体での交流を行いました。
また、LITALICOワークス博多 代表 松尾 伸一 先生を講師にお迎えし、障がいのある人の就労実態や就労支援を行っている機関、就労の形態等について講義をしていただきました。
研修後のリフレクションやアンケートでは、「子どもたちの将来を見据えた指導について所属校でも広めていきたい。」「子どもが自分の強みを自覚し、生かしていけるような支援をしたい。」といった感想が見られました。
〇午後
「スクールソーシャルワーカーと学校の連携」(講義)
「外部機関との連携」(演習・協議)
福岡県スクールソーシャルワーカー スーパーバイザー 高口 恵美先生を講師にお迎えし、子どもの置かれている環境背景を全体的に理解するためのアセスメント等についてお話していただきました。講義の中では実際に、事例を基に子どもの背景を探ったり、信頼関係を築いたりするための演習があり、受講者は互いに交流しながら楽しく、真剣に学びを深めていました。
リフレクションでは松尾先生、高口先生の講義で学んだことを振り返り、各先生方が所属する学校の関係機関を調べ、「連携」に関して現状と課題について考えました。
残り2日間では、カリキュラム・マネジメントや危機管理等について研修する予定です。