このシステムは,安い材料費で手作りすることができます。入力装置そのものに電源が入らないことから修理や補修が容易にでき,入力データがON/OFFのみのディジタル信号であることからプログラムの作成が比較的容易であることが特徴として挙げられます。
また,このシステムを空き教室などに常設しておき,子ども達の二者択一による判断を瞬時に把握しながら授業を進めるときに用いることができます。システムを授業中に使用することで、一人一人の子どもの考えや判断を瞬時に把握できるだけでなく,他の子どもの考えに影響されにくい個々の子どものデータを把握することができます。また、子どもの判断を促すことができ,子どもも自分の考えを確認しながら学習を進めることができます。また,教師を必要としている子どもの把握が容易になり、タイムリーに支援できます。
各タイプの簡単な特徴を説明します。それぞれの構築法など詳細については,第2章のシステムの例で,具体的な活用例については,第5章で説明します。

このシステムは,無線機能を有する携帯情報端末型の情報収集システムです。このシステムの特徴は,無線であることから持ち運びが簡単で,子どもの移動に対応できること。文字や数字などの入力が可能なこと。子どもの人数の変化に対応できること。指導者と子どもとの情報の交換が可能であること。などが挙げられます。
無線LANが届く範囲であれば,教室や集会所などで使用が可能です。多くの種類の情報を集約したり,送信したりすることができますので,授業だけでなく幅広い学習活動に用いることができます。
このシステムを授業に使用すれば,押しボタンスイッチ型情報収集システムの利点に加えて,指導者と子どもの相互情報交換ができることで,個に応じた指導が充実でき,子どもの意欲を高めたり,学習内容を定着させたりすることができます。
このシステムの特徴は,校内LANが接続されている全学級など広範囲からの情報を短時間で集約することが可能です。また,集約した情報を自動的に記録や保存でき,その情報を使用目的に合わせて,加工することができることです。
このシステムを使用することで,学校内の一教室内だけでなく、校内広範囲の情報を一元的に集約することで,諸活動の効率化が図れ,活動の深化や発展,活性化が図れます。
第1章 情報収集システムの概要