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カレンダーと同期
2020年3月4日
研究発表会を終えて・・〔教育経営班)
長期派遣研修員の研究発表の成果と課題について
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学びづくり部会の協働性を高める組織運営の一方途
-メンバーの関わり合いづくりを通して-
うきは市立御幸小学校 宮﨑 有沙
本研究では、学びづくり部会(学力向上を推進する部会)の人間関係の変容を視点に、メンバー全員で考えを出し合うことで、納得のいく決定をするという関わり合いを段階的に設定しました。その際、全員で解決する必要性をもたせる課題を設定し、メンバーの持ち味を生かすペア構成や思考ツールを活用して話し合うようにしました。この関わり合いを繰り返す中で、メンバーが同じ意識をもち、知恵を出し合いながら、共通実践を決定し推進しようとする姿が見られました。
研究発表会では、「持ち味を生かしたペアをどのように構成するか」といった点を中心に御意見をいただきました。発表会を通して、組織の協働性を高めようとすることが、若年を含めた教員の育成にもつながるという可能性を見いだすこができました。
今後は、メンバーが「貢献している」「やってよかった」という達成感をもつことができるような場や機会を工夫し、更に実践を重ねていきたいと考えます。 |
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学力向上に係る代表者会メンバーの自覚を高める
主幹教諭の働きかけの一考察
―授業改善を目指した会議運営を通して―
筑前町立夜須中学校 佐藤 秀和
本研究を始めたきっかけは、私が主幹教諭として、実践の途中で実践層からの意見を聞いたり、学力向上委員会で情報を共有したりする場の設定が不十分であったことから、改善策を生かすことができなかった反省からです。
そこで学年の代表である代表者会メンバーと所属学年をつないだり、授業改善の目的と実践をついないだり、代表者会メンバーの持ち味を発揮したりする主幹教諭の働きかけを研究して参りました。研究発表会では「授業改善を目指して全職員の当事者意識を高めることの重要さが再認識できた。」という御意見等をいただき、本研究が在籍校の組織運営の一助に繋がったと感じました。
本校のすべての校務分掌には学年の代表が所属しているので、学年主任と他の校務分掌のメンバーの関係性を高めていく主幹教諭の働きかけについて研究を広げていきたいと考えています。 |
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地域の未来像の実現に向けて行動しようとする生徒を育てる
総合的な学習の時間の指導
―同じ目的をもつ人々と関わる体験後の振り返り活動を通してー
小郡市立大原中学校 松島 光
総合的な学習の時間において、「松崎宿とそれを守る人々」を教材として、地域の未来像の実現に向けて行動しようとする生徒の育成を目指して研究を行いました。目指す生徒の姿を実現するために、地域の人々と直接関わる体験後に、地域に対する意識の変容を見つめたりこれからの自分の行い考えたりする振り返り活動を位置付けました。このことにより地域に関心をもって行動することの価値に気付き、自分が思い描く地域のよりよい姿の実現に向けた行いを決めることができました。
研究発表会では、「振り返り活動を単元の途中に位置付けることの効果が分かりました。」「今後も地域に根差した教育を推進してもらいたい。」という感想や要望をいただきました。今後も地域との連携を図り、地域の課題を自分事として捉えて、地域の発展のために自ら行動する生徒の育成を目指して、実践を積み重ねていきます。 |
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目的意識をもって行動する子供を育てる学級活動(3)の指導
―三つの視点を活かして意思決定する活動を通して―
筑後市立二川小学校 竹島 朱美
「こんな自分になりたい」という明確な目的意識をもって行動する子供を目指して学級活動(3)の研究を進めてきました。そのために、「自分自身のこと」「他者との関わりのこと」「社会との関わりのこと」という三つの視点を活かして、「なりたい自分」を設定し、自己の行動目標を意思決定する活動を位置付けました。このことにより、子供たちは自分への理解を深め、自分をよりよく成長させようと行動することができました。
研究発表会では、「年間を通して学級活動(3)の題材と題材をつなぎ、三つの視点を活かして子供の成長を支える」という課題を見いだすことができました。
今後、子供たちが学校生活や各教科等において学んだことを関連させて、自分の生き方について考え、行動していけるような学級活動(3)を目指します。そのために、系統的・体系的な学級活動(3)の指導について学びを深めていきます。 |
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道徳的な状況での人間理解を図る道徳科学習指導
―登場人物の立場を明らかにし、解釈する対話活動を通して―
宗像市立自由ヶ丘中学校 千原 功大
道徳科の学習において、人間理解をキーワードとして研究を進めてきました。そこで、主題で目指す姿を、登場人物が道徳的価値を実現することが難しい状況や『人間らしい弱さ』から生じた心情に気付くこととしました。このような姿に迫るために、登場人物の立場に着目した対話活動を段階的に位置付け、授業実践をしてきました。
研究発表会では「『人間らしい弱さ』に気付かせることで、道徳的価値の理解の深まりや道徳的実践意欲につながることを感じた。」「社会問題を扱った新聞、詩や漫画など様々なパターンの教材で実践を重ね、本研究の汎用性を高めてもらいたい。」という感想をいただきました。
今後は実践を通して、人物が描かれていない教材や『人間らしい弱さ』を考えるきっかけとなる登場人物の言動が表れていない教材において、人間理解を図る授業の在り方を明らかにし、研究を発展させていきたいと考えております。 |
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